29歳女性。ワーキングホリデーを利用して1年の滞在の最初の12週間を一般英語、最後の13週間を主にIELTS試験対策。
29歳、女、大学職員
Emerald Cultural Institute
2019/4/1〜6/21 (12週間)、11/25〜2020/3/27(13週間)
飛行機代 往路108,280円/復路85,225円
(エミレーツ ドバイ乗り換え)、計193,505円
授業料等 前半12週間654,965円/後半13週間244,288円、計899,253円
ワーホリ保険1年間 260,440円
・一度海外で生活してみたかったことと、将来的に大学院進学を視野に入れていたため、英語環境でIELTSの勉強をしてみようと考えました。
・ワーホリ滞在中にヨーロッパ諸国を旅行したかったため、当初の第一希望はイギリスでしたが、結果としてアイルランドに渡航することとなりました。
・IELTSの勉強をするならここが良いと複数業者にお勧め頂いた
・2校舎あるので途中で校舎変更をして気分を変えられると思った
・Palmerston Park Campusの中庭が綺麗で雰囲気が素敵だと思った
スタッフは親切で、些細な相談にも乗ってくれます。特にPalmerstonPark Campusの雰囲気は全体的に和やかで、友達も作りやすい環境で良かったです。但し両キャンパスともにコースやクラス変更については異様に時間を要しました。また、全ての相談は日本人スタッフを通してするようにと言われましたが、それにより余計に話が複雑になったり、間違った情報を伝えられることも多くストレスだったので、英語が全く喋れない場合を除き、自分のレベルを理解してくれている信頼できる先生に相談して、コース変更なども話を進めるのがよいと思います。先生の質は様々ですが、自分が基本的に教わった6名のうち3名の先生はわかりやすく楽しい授業で、熱心に教えてくれました。
私は最初Merrion Square Campusに通いましたがIELTSコースは1クラスしかなく、自分の実力を考慮してもまずは基本から学びたかったので、結局入学後4日目に2クラス設けられているPalmerston Park Campusの初心者クラスに移動したいと申請しました。しかし空きがない状態が長く続き、移動できませんでした。結局Palmerstonで一般英語コースを受講しながらIELTSコースの空きが出るのを待つことになりました。
キャンパス移動後に3週間受講した一般英語コースでは、先生が気を遣ってIELTSに役立つ言い換えをするよう私を指名してくれたり、語彙も積極的に高度なものを使ってくれたのが有り難かったです。ただ頻繁に先生が変わり、クラスメイトは「誰も自分たちの状況を把握してくれておらず自分の英語の上達具合に不安を感じる」と言っていました。IELTSクラスでは、どのスキルについてもテクニックを教えてもらえたのが良かったです。模擬試験を行う機会がない点は残念でしたが、月金には放課後にリスニングクラスが開講されており、英文スクリプトももらえたので、家で復習することが出来ました。writingのエッセイも添削をお願いすると細かく見てもらえました。日本人生徒が多く通う学校だからか、日本人の真面目過ぎる気質を先生もわかっており、精神的に鼓舞してもらえることも多かったです。
*オンラインレッスンについて
コロナウイルスの影響で3/13からオンラインレッスンに移行しました。最初は先生・生徒ともにシステムに慣れず途中で中断してしまうことも多かったですが、徐々に円滑に授業が進むようになりました。私は急遽帰国したので日本でもオンラインレッスンを受講しましたが、時差の関係で夕方〜夜に授業があることが地味に疲れました。音声が割れてしまいリスニングが成立しなかったり、ネットの繋がりが悪く自分の集中力が切れてしまうことも多かったです。母国のネット環境が悪いためオンライン授業に全く参加できないクラスメイトもいました。他の学校と比べれば頑張ってくれているほうなのだろうと思いますが、それでもやはりオンラインより直接の対面式授業のほうがクラス内のコミュニケーションという面でも楽しめますし、集中力も続きました。
・学校のアクティビティーに参加
毎週様々なアクティビティーが平日も土日も予定されており、楽しめました。ダブリンから少し郊外に行くだけでも自然豊かな景色を見ることができて癒されました。
・友人とヨーロッパ他国やアイルランド内を旅行
ヨーロッパに安く手軽に行けるのは、アイルランド留学ならではの良い点でした。
困ったことは主に住環境です。ホームステイでは2つの家庭を経験しましたが、子どもが騒がしくて勉強に集中できなかったり、家のルールが他の家に比べて厳しかったり、ホストマザーが忙しすぎてロクにコミュニケーションを取れない末に嫌な思いをしたりと、結構苦労しました。ホストファミリーについては家庭によって当たり外れがかなり激しいようで、友人の話を聞いても本当に様々で驚きました。ホストファミリーに嫌がらせ行為をされた友人もいるので、違和感を抱いたら早めに周りに相談するのがよいと思います。副収入目的で留学生を受け入れる家庭も多いうえ、ダブリンの住宅事情が悪いこともこのような状況に拍車をかけているのだと思いますが、もう少し学校側が各ファミリーの状況を把握し管理したほうがよいと感じました。また、IELTSやケンブリッジ検定等、資格対策をしたい場合は、学生寮に入る、又は子どものいない家庭でホームステイするほうが良いかもしれません。一般英語を身に付けたいのであれば子どもと遊んだり触れ合うことで英語の上達にも繋がりますが、資格対策はやはり机に向かって集中して勉強する時間が絶対的に必要だと思うからです。
また、家探しは噂に聞いていた通り相当大変で、家探しが上手く進まないことが勉強の妨げにもなりました。ダブリンに長く住む日本人女性に「今のダブリンの住宅事情は本当におかしいから、他の市に引っ越したほうが良いのでは」と勧められたこともありました。ダブリンは家の数が追い付いていないだけでなく、家主との契約内容やデポジットに関するトラブルも多いです。結局私は2つのシェアハウス(オーナー家族と同居型)を経験しました。英語環境にするため日本人が住むシェアハウスは避けるようにしました。赤の他人と暮らすことや衛生感覚・価値観の違いで文化疲弊を感じることは多かったですが、海外生活に必然的に伴うものだと思うので、良い人生経験にはなったと思います。
良かったことは、アイルランドの歴史と文化を知れたことです。元々私はアイルランドそのものに興味があったのではなく、イギリスのYMS(ワーキングホリデーのようなもの)を希望していましたが、YMSの抽選に2度外れ、「同じヨーロッパで英語圏だから」という理由でアイルランドのワーキングホリデーに申請しました。それも一度は落選したのですが、辞退者が発生したことによる追加募集で急遽アイルランドに渡航することとなりました。アイルランドについてあまり事前予習もせず、正直「イギリスのような国」というイメージしか持っていませんでした。アイルランドで暮らしていくうちに徐々に国の歴史を知り、その長さと深さ、築いてきた文化の豊かさに驚きました。また、現地で生活するなかで、“おしゃべりでフレンドリー”というアイリッシュに対してよく言われるイメージだけでなく、妙なクセの強さを感じることがあったのですが、そういった側面も、アイルランドが経てきた元々は保守的で敬虔なカトリックの国であったという歴史や、現在までのイギリスや他欧米諸国との関わりを学ぶうちに、少しずつ理解することが出来たように思います。
今振り返ると、アイルランドでの生活を始めた当初は日本の感覚で物事を捉えていたため、精神的に受容できないことが多くストレスを感じ、上手く適応できずにいた気がします。日本でしか生活したことがない日本人なのでそうなってしまうのは当然とも言えますが、やはり他国に住むからには些細なことでも「現地のやり方・価値観を受け入れよう」とその都度意識する必要があると学びました。(例:何事にも時間がかかることや手続きが煩雑であること、公共交通機関の貧弱さや時間に対する緩さ、シャワー環境等あらゆること)
留学前に自分で考えた目標があると尚更、現地で頻繁に起こる予想外の展開や上手くいかないことに落ち込むときがあると思います。現地では外国人でマイノリティー、かつ語学留学生という弱い立場であることからも、自分だけで効率よく問題解決するのは不可能な場面も多いです。そのような環境で1年間暮らしてみて実感したのは「やりたいことの50%でも達成できれば上出来だ」という気持ちで、ある程度自分を甘やかしてあげたほうが日々を楽しめ、異文化体験の学びを吸収していけるということです。物事を完璧に進めることにフォーカスするのではなく、その都度変化を楽しみながら自分に出来る範囲で対応していけばよいのだ、とゆったりした心構えを持つと、前向きに留学生活を送れると思います。
細かい質問にも毎回丁寧にご回答とアドバイスを頂きました。海外滞在中にアイルランド渡航準備を始めたため毎回メールで素早い返事を頂けたこと、留学費用支払いをクレジットカードで受け付けて頂けることがとても助かりました。年末ギフトのスモークサーモンもお願いし、家族に喜んでもらえました。ありがとうございました。
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