48歳女性。秋にダブリン郊外エメラルドに6週間の留学で、ホームステイ滞在。
48歳 女性
学校名:emerald cultural institute (Milltown)
期間:2018年8月〜10月 6週間
(1) About Ireland
学校は、ダブリンシティからLUAS(路面電車)&徒歩で 30 分ほど、広 大な敷地に緑が広がる場所にありましたが、この 10 月末にダブリンシティ中心部の Merrion Square に移ると聞きました(有名なオスカー・ワイルド像の向かい側の建物とのこと。National Gallery に近い一等地です)。ダブリンは、大都市ロンドンと異なりこじんまりしていますが、古い街並みが残る非常に魅力的な都市です。物価は日本に比べて安くはありません。主な移動手段はバスかLUASになりますが、leap card(日本でいえばスイカ/パスモ)を使うと割引になりますので購入をお勧めします。
治安はそれほど悪くないと思いますが、スマートフォン&財布をリュックのポケットに入れていたら、カフェなどですられる可能性があると先生に注意されたことがあります。
アイルランドは観光立国、週末のダブリンシティは観光客で溢れています。天気が良ければ是非、ダブリンシティのみならず、ブレイ、ダンレアリー、グレイストーンズ等にも足を延ばし、街歩きを楽しんで下さい。勿論、タラの
丘、グレンダロック(ウィックロウ)等の遺跡巡りも良かったですよ。ケリ ー、ゴールウェイにも行きたかったのですが、時間がなく今回は諦めました。人々は皆感じが良く、留学中に差別等で嫌な思いをしたことはありません。
しかし、アイルランド特有の気候で天気は変わりやすく、晴れていたと思っ たら雨が降ることはしょっちゅうです。夏の日本から行くと冬のように寒く感じ、まだ9月なのにセーターと防寒下着を買い足しました。8
月下旬、9 月に現地行きを予定されている方は服装に留意された方が良いですね。
入国審査について、羽田→英国(ヒースロー空港:トランジット)→アイルランド(ダブリン国際空港)という行程で、航空会社社員から英国での審査はないと言われましたが、実際にはありますのでご注意下さい。入国カードの職業欄に「student」と記載し、入学許可書を提示すれば問題ないでしょう。
(2) About Host Family
私の宿泊先(ホストファミリー)は、学校から歩いて 30 分ほどの閑静な住宅地にありました。40 代のご夫婦、13 歳と 10 歳のお嬢さん
2 人のご家庭で、他に生徒はおらず私一人。食事、洗濯、部屋の掃除等様々な面で気遣って下さり本当に感謝しています。私はどちらかと言えば社交的な人間ではなく、出発前はホストファミリーと上手くやっていけるか非常にナーバスになっていましたが、今回の留学は何より英語学習が目的であることを忘れず、「郷に入れば郷に従え」で、常識的な行動を心掛けていれば何も問題はないと思います(むろん英語力の問題で多少の行き違いやもどかしさはありましたが、それはもう致し方ない…ドンマイ私!って感じ)。但し、遅くまでナイトライフを楽しみたい方は、ホストファミリーは少々窮屈かも知れません。クラスメイトたちの殆どは、ホストファミリーだと自由がないと言って、シェアハウスや、スクールレジデンスを利用していました。次回、別の国に留学する機会があれば、最初の数週間は現地の文化/生活環境に慣れるためにホームステイし、その後はスクールレジデンスを利用するつもりです。
よく話題に上がるバス(シャワー)タイムに関しては、特に時間制限もな く、ホストファミリーから注意されたことはありませんでしたが、お湯/水を使うと汲み上げる音が家屋内に大きく響くため、日本にいる時のように“気兼ねなく”という訳にはいきませんでした。
(3) About School
学校の設備に関しては、移転後どうなるかわかりませんので割愛させていただきます。
授業は@9:00〜11:00、A11:20〜13:20 がグラマーメインの授業 で、午後は個別に申し込んだBスピーキングの授業(先生と1対1)が週に
5 時間ありました。@Aの授業の雰囲気はのんびりしたもので、9:00 ジャスト に席に座っているクラスメイトは少数(複数人は遅れてくる)、授業中にバナ
ナを食べている生徒もおり、所謂「日本の学校」とは異なります。だからといって、授業がなおざりにされることはなく、週に1度は復習を兼ねた小テストがあり、わからないことがあれば(遠慮せずに手を上げて聞けば)単語一つにしても、先生が懇切丁寧に教えてくれます。また、逐次発音を直し、宿題(週に
3、4 回ありました)の作文も先生が個別に添削してくれました。
Bは、私の興味のある話題を先生がさりげなく取り上げて下さり、2 時間続けて受けても長く感じたことはありませんでした。もっとも、スピーキングが苦手な私は、先生が事細かに話して下さることに対して簡単な質問しか出来ませんでしたが…先生の忍耐力は偉大です。慣れた後半はカフェでコーヒーを飲みながら授業をすることもあり、良い気分転換になりました。
海外の語学学校で勉強する最大のメリットは、何といっても様々なナショナリティのクラスメイト達とコミュニケーションを取ることではないでしょう か。各国特有の発音に慣れることはもちろん、文化や考え方の違いなどを知る良い機会です。私のクラスメイトは、ブラジリアン(3
名)、コリアン(3 名)、スパニッシュ、イタリー、ターキッシュが各 1 名ずつ、ジャパニーズは 私を入れて 3 名でした。基本的に教室内では英語で話すことになっていますので、ジャパニーズで集まって日本語だけでずっと話すことはありませんでし
た。皆さん私よりも 20 歳以上若かったですが(苦笑)、感じが良かったですよ。最終日に成績表を受け取った際は感慨深いものがありました。
私の留学の目的は「(外国人との)英語でのコミュニケーションに慣れる」ことでしたので、比較的日本人の少ないアイルランドではとにかく英語でやり取りするしかなく、目的は果たせたと思っています。英語力アップは 6 週間では厳しいと思いますが、近いうちに TOEIC を受けることにしています。
(4) 最後に
語学留学というと若い人たちが多く、また語学習得は若いうちが良いと実感していますが、もし年齢を理由に留学を躊躇している方がいらっしゃれば、行くことを強くお勧めします。是非日本と異なる様々な文化や考え方に触れ、
“外から”日本を見てみて下さい。留学で得た経験を必ずや何等かの形で次の キャリアに生かせると思いますよ。
ニチアイ Nichiai Ltd
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